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3話 壊せない無邪気な笑顔

ผู้เขียน: みみっく
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-12-17 12:09:05

 先輩の荒い息遣いが、ミナの白い首筋にかかる。ミナは、陶酔したように目を閉じ、口元からは銀色の糸が垂れていた。その潤んだ瞳の奥には、俺の知る純粋さはどこにもない。ただ、快感に溺れ、喘ぐだけの姿があった。

 俺は、その光景から目が離せなかった。悔しさ、絶望、そして、背徳的な興奮。様々な感情が渦を巻き、俺の体を支配していく。俺の恋人であるミナが、目の前で別の男に抱かれている。その事実が、俺の心を深く抉りながらも、俺の股間を熱くさせた。

 「あぁん……くぅ……っ……い、いく……っ……」

 ミナの絶叫にも似た甘い声が部屋に響き渡る。快楽の波に呑み込まれ、ミナの体は大きく震え、先輩の肩に顔を埋めた。そして、先輩の最後の腰の動きと共に、二つの体は一つに重なったまま、静寂の中に溶けていった。

 先輩とミナの行為が終わった後も、俺の興奮は収まらなかった。背徳感と自己嫌悪、そして抑えきれない欲望が入り混じり、俺は何度も静かに射精を繰り返した。気がつけば、俺は深い眠りに落ちていた。

 朝、目を覚ますと、俺の隣にはミナがいた。彼女は俺の腕の中にすっぽりと収まり、まるで愛しい恋人に抱きつくように、安らかな寝息を立てている。その姿はあまりにも無邪気で、昨日の出来事がすべて俺の見た夢だったかのように思えた。

 だが、それは夢ではなかった。

 僅かに乱れたミナの服装と、白い首筋に赤々と残るキスマークが、冷たい現実を俺に突きつける。ミナは、何事もなかったかのように俺の胸に顔をうずめている。

 俺は、ミナを抱きしめる腕に、そっと力を込めた。この腕の中にある温かくて柔らかい存在が、昨日、別の男に抱かれていたのだ。その事実に、俺の胸はまたしても締め付けられる。同時に、昨夜の興奮がふつふつと蘇ってきた。

 俺は、このまま何も言わずにミナを許すのか。それとも、この裏切りを問い詰めるのか。揺れる俺の心とは裏腹に、ミナは幸せそうに微笑み、俺の胸にさらに顔を埋めてきた。

 朝の光が差し込む部屋で、ミナはもぞもぞと身じろぎをして目を覚ました。薄く開かれた瞼から覗く瞳は、まだ眠たげで潤んでいる。ミナはゆっくりと体を起こすと、俺の顔を見て、ふにゃりと可愛らしい笑顔を浮かべた。

「先輩、おはようございます。よく眠れましたか?」

 その声は、いつものようにふんわりとしていて、俺の胸にじんわりと温かさを広げる。俺は、昨夜の光景が嘘だったかのように、ミナの無邪気な笑顔に目を奪われていた。

「ああ、よく眠れたよ。ミナは?」

「はい! 先輩の隣で、ぐっすり眠っちゃいました」

 そう言って、ミナは俺の腕に頬をすり寄せてくる。その仕草は、何も知らない純粋な少女のそれだった。昨日の夜、淫らに喘いでいたミナとは、まるで別人だ。俺は、そのギャップに戸惑いながらも、ミナの頭を優しく撫でた。

 ミナは、俺の首に腕を回すと、さらに身を寄せてくる。

「先輩、今日はこれからどうしますか? もう一回、二人で遊びに行きたいです」

 その言葉に、俺は胸が締め付けられるような痛みを感じた。ミナは、何も覚えていないのだろうか。それとも、すべてをなかったことにしようとしているのだろうか。俺の心は揺れ動いた。

 だが、ミナの無邪気な笑顔を見ていると、どうしても昨日のことを口にすることはできなかった。もし、昨日のことを口にしてしまったら、ミナは深く傷ついてしまうだろう。彼女の笑顔を曇らせたくない。その一心で、俺は黙っていることを決意した。

 「よし、じゃあ、みんなが起きる前に、二人で抜け出してどこか行こうか」

 俺はそう言って、ミナの手をぎゅっと握りしめた。ミナは、ぱっと顔を輝かせ、嬉しそうに頷いた。俺の心の中には、昨夜の出来事が重くのしかかっていたが、ミナの笑顔を守るため、俺は知らないふりを続けることにした。

 この秘密を抱えたまま、俺とミナの関係は、これからも続いていく。

 ミナはバイト先でも変わらず人気者だった。持ち前の人懐っこさと、ふわりとした可愛らしい雰囲気で、気がつけばいつも誰かに話しかけられている。特に男性陣からの人気は絶大で、休憩時間になると、ミナの周りにはいつも人だかりができていた。

 そんなある日の休憩時間、俺が遠くから見守る中、一人の男子アルバイトが勇気を振り絞ってミナに声をかけた。

「あのさ、ミナちゃん、今度よかったら飯でもどう?」

 彼は少し頬を赤らめながら、はにかむようにミナを誘っていた。俺は心の中で、ドキドキしながらその様子を見守る。ミナは、にこりと微笑み、申し訳なさそうに眉を下げた。

「えー、嬉しいです! でも……」

 ミナは、ちらりと俺に視線を送ってから、彼に再び向き合った。そして、小首を傾げながら、愛らしい笑顔で告げた。

「ごめんなさい、彼氏がいるしーむりー」

 その言葉を聞いた瞬間、俺の胸は安堵と優越感でいっぱいになった。ミナは、俺の知らないところで、ちゃんと俺のことを守ってくれている。そう思うと、昨夜の出来事が少しだけ遠いものに感じられた。

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